こんにちは。生協宅配ドライバーのタカシです。
今回は、生協宅配ドライバーの求人によく書かれている内容について、現役ドライバーの視点で「実際のところどうなのか」をお話しします。
私自身、生協宅配ドライバーとして15年以上働いています。
求人広告を見ていると、嘘ではないけれど「少し説明不足かな」と感じる部分もあります。
これからおうちコープ、パルシステム、コープデリなどの生協宅配への応募を考えている方の参考になれば幸いです。
「重い荷物は少ないので体への負担は少なめ」
これは半分本当で、半分違います。
確かに生協宅配で扱う商品は、一般的な運送会社のように何十キロもある荷物ばかりではありません。
1箱あたり5kg前後の商品が多く、極端に重い荷物は少なめです。
しかし実際の配達では、複数の商品をまとめて運ぶことがほとんどです。
例えば、
- お米5kg
- 牛乳6本
- 飲料ケース
- 調味料や冷蔵品
などを一度に持つこともあります。
また、団地やエレベーターのないマンションでは階段で運ぶケースも少なくありません。
そのため、
「重い荷物は少ない」
=
「楽な仕事」
というわけではありません。
体力はそれなりに必要な仕事だと思います。

「完全週休2日制」
これは本当です。
私の勤務先を含め、多くの生協宅配では土日休みとなっています。
おうちコープ、パルシステム、コープデリの配送を担当する協力会社でも、基本的に土日休みのところが多いです。
運送業界では珍しく、毎週しっかり連休が取れるのは大きなメリットです。
家族との時間を大切にしたい人や、趣味を楽しみたい人には働きやすい環境だと思います。
また、夏季休暇は猛暑対策などの理由から比較的長めに設定されている生協もあります。
一方で年末年始休暇は少し短めです。
多くの生協では年末は30日または31日頃まで配送があり、年始は休みになります。
一般的な会社と比べると、年末年始休暇は4〜5日程度の場合が多い印象です。
「残業少なめ」
これは少し注意が必要です。
入社直後は正直かなり残業があります。
慣れないうちは、
- 荷台整理
- 配送ルートの確認
- 配達作業
に時間が掛かるためです。
私のセンターでも、新人時代は月40〜50時間程度の残業になる人は珍しくありません。
しかし、配送に慣れてくると状況は大きく変わります。
担当コースを覚え、効率よく回れるようになると残業はかなり減ります。
また、生協宅配は基本的に自分の担当コースが終われば業務終了です。
普段から配送以外の仕事を延々とやらされるような職場ではありません。
実際にベテランドライバーの中には、ほぼ定時で帰る人もいます。
ちなみに私は、自分の配達終了後に荷物の多いコースを応援してサポート手当を稼ぐために月20時間ほど残業しています。
そのため実態としては、
「最初は残業多め、慣れれば少なめ」
という表現が一番近いと思います。
「再配達なし」
これは本当です。
生協宅配は一般的な宅配便と違い、毎週決まった曜日・時間帯に商品をお届けします。
留守の場合でも保冷箱や専用ケースを利用して置き配が可能です。
そのため、
- 夜の再訪問
- 不在票の投函
- 再配達依頼への対応
といった業務は基本的にありません。
これは生協宅配ドライバーの大きな魅力の一つです。
宅配便経験者からすると、この点はかなり働きやすいと感じると思います。
「未経験でも大丈夫、研修充実」
これも本当だと思います。
私が入社した頃は、3〜4週間ほど研修したら「そろそろ一人で行けるでしょ」という雰囲気でした。
しかし現在は人材育成にかなり力を入れている会社が増えています。
私のセンターでは最低でも8週間程度は同乗研修があります。
運転技術だけでなく、
- 配達方法
- 商品の取り扱い
- 組合員対応
- 営業活動の基本
まで丁寧に教えてもらえます。
未経験だからといって極端に不安になる必要はないと思います。
まとめ
生協宅配ドライバーの求人に書かれている内容は、基本的には嘘ではありません。
ただし、実際に働いてみると求人票だけでは分からない部分もあります。
現役ドライバーの感覚としては、
- 重い荷物は意外とある
- 土日休みは本当
- 残業少なめは慣れてから
- 再配達なしは本当
- 研修制度は昔よりかなり充実している
というのが現場のリアルです。
おうちコープ、パルシステム、コープデリなどの生協宅配に興味がある方は、求人票だけで判断せず、実際に働いている人の話も参考にしながら応募を検討してみてください。



